新年2回目となる1月23日(木)のお稽古は、水仙(スイセン)や啓翁桜をはじめ各人さまざまな花材での挑戦となりました。
華道相阿彌流の本部神楽坂教室(家元教室)での稽古模様と生徒作品をお届けします。
目次
生徒作品:啓翁桜と水仙の三管いけ
花材 | 啓翁桜(cherry blossom / Cerasus ‘Keio-zakura’)、水仙(narcissus) |
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作者 | 野田 俊慧(Shunkei NODA) |
夜の部では、野田俊慧が三管いけに挑戦。
春に先駆け一足早く花を楽しめる啓翁桜をメインに、水仙の小品を添えた1月らしい作品。
お稽古のあいだにも徐々に開花し始める桜の花と水仙の上品で甘やかな香りに、他の生徒も思わず見入ってしまう様子が見られました。
相阿彌流に伝わる水仙の花型は、躍動感としなやかさとの双方が調和した特徴的なものであり、流の花型のエッセンスが凝縮されたものでもあります。
近年は暖冬等の影響で花材用水仙の入手も難しくなり、1年のうち1度しかお稽古できない年も多くなりつつあります。
今年は2回も水仙の稽古機会を得ることができ、年のはじまりから幸運に恵まれました。