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華道相阿彌流

〒162-0805 東京都新宿区矢来町75-1
TEL:03-3268-6545

500年以上受け継がれる華道の名門
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      2025年6月6日
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    【よいお年をお迎えください】華道相阿彌流 生徒作品:万年青(オモト)の正月花 2025/12/25 【よいお年をお迎えください】華道相阿彌流 生徒作品:万年青(オモト)の正月花
2025/12/25
本部神楽坂 家元教室(Headmaster’s class / Kagurazaka, Tokyo)
相阿彌流(相阿弥流;そうあみりゅう)本部神楽坂教室(家元教室)より、
生徒作品の紹介です。
家元教室では12月2回目が稽古納となり、
毎年正月花のお稽古を行います。
今回は、歳末のご挨拶に代えまして、
万年青(オモト)の生花を紹介いたします。
▫️作家(Artist):
新谷 一景(Ikkei ARAYA)
▫️花態(Category & Form)
古典花 生花 (Seika, Classical Style)
▫️花材(Materials):
・万年青(オモト omoto / Rohdea japonica)
▶︎鑑賞の手引き 〜万年青編①〜
この季節になると華道関連アカウントは、
松のいけばなかこの「万年青(オモト)」のいけばなかという様子で、
正月花一色に染まります。
万年青のいけばなというのは本来、「冬至」「陰陽和合」「一陽来復」を巡る非常に深淵ないけばなの型です。
ところが、この植物自体も文化史としても非常に意味深で不思議なところが多く、いけばな以前に植物の文化史だけでも面白いので、
何回かに分けて解説してみたいと思います。
さて万年青という植物は、
東洋蘭や菊らと肩を並べる古典園芸の代表的植物として、
特に江戸時代以降の日本でたびたび熱狂的ブームを引き起こした植物です。
元来日本に自生している植物で、
一説にはもっと古い時代から注目されていたようではありますが、
明確に表立って愛でられるようになったのは、
基本的には江戸時代以降の話とされています。
話によれば、徳川家康が江戸城を竣工させ入城する折、
家臣の1人が鉢植えの万年青を家康に贈り、
家康がこれをたいそう気に入って飾ったと言われています。
その飾られた万年青を見たところから、城に出入りする武家や商家が「家康の繁栄にあやかりたい」とこぞって万年青を買い求め始めたところから認知が広まり、
第1次万年青ブームとでも言うべきものが急激に広まったそうです。
その後、江戸時代に園芸ブームが巻き起こると同時に第2次万年青ブームが勃発。
今度は品種改良によるコレクション・育種の競い合いにまで発展しました。
そこで、斑(ふ=色素変異で葉緑体がなく、つまりは白い部分)の入り方や葉芸、たとえばくるくると捻れて育つ「獅子葉(ししば)」などといったものが次々生まれ、
今日に至るまでの万年青園芸品種の血脈たちが生まれます。
いけばなにおいてよく使われるのは、
写真の作品にあるような、比較的大型の葉で、葉のふちに白い斑が輪郭をなぞるように入るのもの(この斑の入り方を園芸では「覆輪〔ふくりん〕」と言います)。
花材の状態や肉厚加減から見て、恐らくは立ち葉タイプの『都の城(みやこのじょう)』という園芸品種でしょう。
非常によく生花に使われる品種であるとともに、万年青の園芸品種史上でも非常に古い部類に入る銘品です。
さてそんな万年青がいけばなに用いられるようになった背景は、
実のところ特定が難しいのです。
少なくとも江戸期以降には確実に存在し、
図像化されたものも大変多く確認できます。
しかし、それ以前の文献では万年青が別の名前で記載されて(生薬としての古い名など)おり、図もなくその植物の候補が万年青以外にも存在するため、断定困難なのです。
たとえば、「藜蘆(れいろ)」という名前で呼ばれた植物が万年青ではないかと言われることがあります。
実際に室町時代のものと推定されている辞書類には「藜蘆」に「ヲモト」という読み仮名を振っている例があるようです。
一方で、「藜蘆」の一般的な解釈はシュロソウとされています。
華道史の文脈においては、ざっと調べてみた限りで1番確からしい文献での初出は、
池坊の古伝書の1つ、『専応口伝』(1542年成立と考えられる)です。
この書は池坊専応氏(1482-1543年)が晩年に自著して人に与えたものとされ、
現在でも池坊の根本精神を示す重要な伝書として、
また広く華道一般のこころを語る古典として重要視されるものです。
そしてこの中にある「高く立てざる物の事」の項に「藜蘆」という植物が挙げられており、
恐らくはこれが確認可能な最古の花伝書での用例かと考えられます。
ただその箇所以外に『口伝』の中で「藜蘆」が再登場することはなく、それと思しき花図も見られないため、
これが万年青であったのか、別の植物なのかは判別できません。
ただ、シュロソウ自体50〜100cm程度まで花茎の高さが出ることもありますので、
花穂のほうを用いるのであれば、「高く立てざる」べきであることには違和感を覚えます。
そして当然、このころは立華様式の成立期にあたり、
今日見られる生花(せいか/しょうか)様式はまだ華道史上に存在しません。
相阿彌流の家伝書にも2種いけで万年青を用いていると思しきものの図を確認できますが、
生花様式ともたてはな様式とも取れ、謎を深めます。
いったい、「万年青の正月花」はどこから来たのでしょう?
次に続く……。
    【靖国神社献花展(2025年冬) 相阿彌流 展示作品紹介】 2025年11月末から12月初週にかけ【靖国神社献花展(2025年冬) 相阿彌流 展示作品紹介】
2025年11月末から12月初週にかけて、
靖国神社(東京)に相阿彌流(相阿弥流;そうあみりゅう)より21世家元・横地画抱以下門下生の総勢17名が華道作品を奉納・展示いたしました。
靖国神社への献花は超流派の華道団体「靖國神社献華協會」によって行われてているもので、
御祭神奉慰のため御社頭に常時「いけばな」を奉献することを目的に、現在約50の流派・社中が交替で花を奉納し続けています。
今回は、奉納作品より中村緑水による伊吹の生花を紹介します。
■作家(Artist):
中村 緑水(Ryokusui NAKAMURA)
▫️花態(Category & Form)
古典花 生花(Seika, Classical Style Ikebana)
■花材(Materials):
・伊吹(イブキibuki / Junipers sp. cf. chinensis var. chinensis)
▶鑑賞の手引き
伊吹(イブキ)1種のみによる生花(せいか/しょうか)で、
役枝の1つを大担にカーブさせ芸を見せるいけ方の作品です。
本来は、1番下側に位置する役枝「留(とめ)」が張り出した長さよりも先に他の役枝が飛び出してくることはありません。
留は水平方向によく張り出す枝ですが、この枝の長さが作品の内側部分(この写真の場合は右手側)の限界点を決定します。
本作は、そうした基本型からあえて1枝逸脱させた、応用型のようなものにあたります。
大きく弧を描きながら留の低さにまで枝垂れる様子は、
懸崖(けんがい=盆栽・園芸の技法の1つで、鉢のふちよりも茎や枝を垂れ下がるように仕立てる手法)の松のような趣を感じさせてくれます。
懸崖というのは本来「険しく切り立った崖」を意味する言葉なのですが、
盆栽における懸崖の技法というのは、
海岸の松が自身の根よりも下の方にまで枝を垂れさせながら、しっかりと岩肌を掴んで生きるたくましさとその情景の趣深さを表現するものです(海岸に限らず、土手の松並木などでも見ることができます)。
伊吹という植物もよく海岸や高い山に生育する樹木です。
鑑賞の名所としては、茨城県北部にある「いぶき山イブキ樹叢」が、国の天然記念物にも指定されています。
松ほど大担な懸崖ぶりを見ることは難しいでしょうが、
やはり老樹になると一部の枝が垂れ下がっているようなものもあり、
風格を見せつけてくれる美しい古樹に出会うことができます。
本作でもそうした極端な一枝の張り出しを表現しているのですが、
右手側に重心が傾く分、それ以外の枝もやや右方向に寄っていけこまれます。
これは、実際の樹木が一部の枝に引きずられて湾曲しながら育つ様を自然に表すものです。
華道・園芸・盆栽には、崖のきわから飛び出す樹木のような、「自然の様のなかにある、不自然で奇跡のような自然の実態(ワンシーン)」を再現しようとする試み・手法が多々存在します。
それらのなかには共通したテーマを持つものもあるので、
いけばなだけでなく、ぜひ園芸展や盆栽展などにも足を運んでみてください。
江戸時代には華道・園芸・盆栽それぞれの大ブームが起こったとされ、
公家や武家、町人たちがそれぞれ技やコレクションを競い合う時代でもありました。
いけばな・園芸・盆栽などを通して、
そうした江戸時代の植物愛を探ってみるのもおすすめです。
—
《靖国神社献花展(2025年冬)相阿彌流展示概要》
■会期:
2025年11月29日~12月5日
■会場:
靖国神社 内苑 拝殿前献花席
■奉納:
靖国神社献華協会
■出瓶者:
華道相阿彌流21世家元・横地画抱、以下門下生
    【靖国神社献花展(2025年冬) 相阿彌流 展示作品紹介】 2025年11月末から12月初週にかけ【靖国神社献花展(2025年冬) 相阿彌流 展示作品紹介】
2025年11月末から12月初週にかけて、
靖国神社(東京)に相阿彌流(相阿弥流;そうあみりゅう)より21世家元・横地画抱以下門下生の総勢17名が華道作品を奉納・展示いたしました。
靖国神社への献花は超流派の華道団体「靖國神社献華協會」によって行われてているもので、
御祭神奉慰のため御社頭に常時「いけばな」を奉献することを目的に、現在約50の流派・社中が交替で花を奉納し続けています。
今回は、奉納作品より鎌田栄花による百合と珊瑚水木の現代花を紹介します。
■作家(Artist):
鎌田 栄花(Eika KAMATA)
▫️花態(Category & Form)
現代花(Modern Style Ikebana)
■花材(Materials):
・珊瑚水木(サンゴミズキ sango-mizuki / Cornus alba var. sibirica)
・百合(ユリ yuri / lily / Lilium sp.)
・ドラセナ(Dracaena sp.)
▶鑑賞の手引き
相阿彌流座間・渡部盧舟教室より鎌田栄花による現代花の奉納作品です。
赤が冴える珊瑚水木(サンゴミズキ)の枝を撓めて球状のドームをつくり、
その中に花が織り成す1つの世界を築き上げています。
このタイプのいけ方は、単に美しいかどうかという審美的要素以外にも、
鑑賞者にとってなんらかのインスピレーションや想像をかきたてるような、
コンセプチュアル・アートに似た側面があると考えます。
これは、相阿彌流の現代花ではやや珍しい作品例だとも言えます。
相阿彌流における現代花は、多くの場合は水盤・壺など花器と水から花が遊離することがなく、
盛花様・瓶花様の花態をとることがほとんどです。
したがって、水に接しないかたちで構造物を見せるという形態をとりにくく、
現代美術的な強い前衛性を持つ造型は作例が多くないのです。
他方、本作のいけ手(鎌田)は水盤上という限られたカンヴァスの上で、ある種独特の世界を構築して見せています。
右手奥側を起点に反時計回り・やや手前方向寄りに渦を巻くようにいけられた珊瑚水木が円相的・球形的な世界の輪郭を描き、
同時に、水盤とドラセナの葉が地平の土台を描画しているようにも見えてきます。
そして、そこに内包される世界のなかで花が咲き誇るという様相は、世界の中における存在者の姿を表しているとも思えてくるのです。
ひとたびこのように作品を見てみると、
筆者はそこに、華道の伝統的理論とのつながりを感じずにはいられません。
華道思想の基底部には、
「天地人」(三才)という概念があります。
古代中国由来の概念で、
世界のあり様を構成する3つの作用のことを指しています。
「地」とは文字通り大地のことで、広く言えばこの物質世界全体のことを指すと考えられます。
対する「天」は、「天命」の「天」のように、人知を超えた何かのことを指しています。
平たく言えば神々の領分であり、また別の言い方をすれば「理(ことわり)」の世界です。
そういった、天と地が織り成す世界のなかで「人」(人間)が営みを続けている。
ただし、「天」と「人」との間には互いに呼応し合う関係があって(天人相関説と言う思想です)、
「人」は決して世界を奔放に彷徨っているわけではないのだと言います。
こうした思想を背景として、
華道におけるいけばなの最小構成要素を3つの枝とすることがあります。
すなわち、1番高い「天」の枝、横に逸れて地平線を決める「地」の枝、そして最後に、天に寄り添うようにして付かず離れず同じカーブを描く「人」の枝。
この三才格をいけばなの根本的な形態とする思想が、研究においては江戸時代以降急速に普及していったとされています。
さて華道思想史のことはここまでにして、
話題を写真の作品に戻しましょう。
古典生花のように三才を明確に描いているわけではないものの、
どこか今の「天地人」の話に通じる世界の描画があるような気がしてはきませんか。
いけ手(鎌田)は本年4月の流展でも円相様の天井的枝のいけ方をした作品を披露しています。
得意な花型であるのかもしれませんし、何か、彼女が花をいけるにあたって影響を与える心象風景のようなものが存在するのやもしれません。
古典花の生花(せいか/しょうか)では円相を閉じることはほぼありませんから、
現代花ならではの表現とも言えます。
華道においては、そのとき作品に題名をふられることがほとんどないので、
多くの場合、作品の解釈は観覧者に委ねられます。
皆さまは、本作に何を見出されましたか?
最後に余談として、筆者の管見が及ぶ限りで1番古い「天地人」の用例、
『易経』の注釈書で三才思想が打ち出されるよりも前の言葉を紹介します。
「天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず」(孟子)
これもまた、示唆に富んでいますね。
—
《靖国神社献花展(2025年冬)相阿彌流展示概要》
■会期:
2025年11月29日~12月5日
■会場:
靖国神社 内苑 拝殿前献花席
■奉納:
靖国神社献華協会
■出瓶者:
華道相阿彌流21世家元・横地画抱、以下門下生
    【靖国神社献花展(2025年冬) 相阿彌流 展示作品紹介】 2025年11月末から12月初週にかけ【靖国神社献花展(2025年冬) 相阿彌流 展示作品紹介】
2025年11月末から12月初週にかけて、
靖国神社(東京)に相阿彌流(相阿弥流;そうあみりゅう)より21世家元・横地画抱以下門下生の総勢17名が華道作品を奉納・展示いたしました。
靖国神社への献花は超流派の華道団体「靖國神社献華協會」によって行われてているもので、
御祭神奉慰のため御社頭に常時「いけばな」を奉献することを目的に、現在約50の流派・社中が交替で花を奉納し続けています。
今回は、奉納作品より渡部盧舟による木瓜(ボケ)の生花を紹介します。
■作家(Artist):
渡部 盧舟(Roshū WATANABE)
▫️花態(Category & Form)
古典花 生花(Seika, Classical Style Ikebana)
■花材(Materials):
・木瓜(ボケ boke / flowering quince / Chaenomeles speciosa)
▶鑑賞の手引き
相阿彌流座間・渡部盧舟教室の代表講師・渡部盧舟による木瓜(ボケ)1種いけの生花です。
いけばなに携わられていない方だと、この「木瓜」という植物にあまり馴染みのない方も多いかと思います。
今日ではちょっと名前にインパクトを感じてしまう植物ですが、
元は「モケ(毛木)」とか「木瓜(ぼっくわ)」と呼ばれたものが訛ってボケになったという説があります。
そして、木瓜という植物は、
平安時代に中国から渡来してそのまま帰化したとされる、日本人とはかなり長い付き合いになる植物なのです。
また日本にも野生種の「クサボケ」(Chaenomeles japonica)という種類のものが自生していて、
ボケに比べて低く育ち草むらのようになるのが特徴の種もあります。
加えて、花梨(カリン)も、
現在有力な分類の上では別属(カリン属Pseudocydonia)ですが、もともとカリンをボケ属に分類する説もあり、近い仲間だと考えられてもいます。
実際、写真には木瓜の熟した実(黄色い球状況のもの)が写っていますが、
よく似ていますよね。
カリンはのど飴などに利用されていて有名ですが、
実は木瓜の実も生薬(この場合「木瓜(ぼっか)」と呼ばれます)として咳止めなどに効果があると考えられてきた経緯から、果実酒にされたりとカリンそっくりな利用の歴史があります。
ちなみに、クサボケの実はほぼ球形で、ボケの実はそれよりやや楕円形に近く、カリンの実はもっと大胆に楕円形です。
さてそんな木瓜は庭木として非常に人気のある植物なので、町中を散歩してみると、一軒家のお庭などで意外と見つけやすい植物です。
また木瓜は、花材としても古くから愛されています。
葉が展開するより先に赤い花を咲かせるという面白い特性があり、
灰色から灰褐色の美しい樹皮と朱色の花が織り成す美しさからたいへん人気のある花材です。
かつ、本来の開花期は3月から4月頃にかけてなところ、
秋冬に開花する早咲きのもの(寒木瓜)まであり、
長い期間利用できるのも人気の一因でしょう。
他方で、いけばなの題材としてはいわゆる「暴れん坊」の部類で、
ジグザグと曲がっていたり上を向いたり下を向いたりととにかく奔放に成育する植物です。
加えて枝もののなかでは硬質なほうの植物で、しまいにはトゲまで生えていたりと、撓めるのにも一苦労。
その風情をころすことなく美しくいける難度が高い花材と言えるでしょう。
本作品は、そんな木瓜を1種のみでまとめ上げ、
硬質で鋭角ばった枝ぶりをうまく活かしつつ、
そこから飛び出す繊細な細枝をうまく使って生花らしいフォルムを整えた見事な1作です。
花付きの分布によって枝の本筋が作るラインをうまく補強しつつ、実を使うことによってアクセントカラーと見どころを形成。
竹の黄褐色が実によく映えます。
葉を見せず花と枝のみの姿をとる、木瓜という植物の見どころをとことんまで魅せた1作です。
—
《靖国神社献花展(2025年冬)相阿彌流展示概要》
■会期:
2025年11月29日~12月5日
■会場:
靖国神社 内苑 拝殿前献花席
■奉納:
靖国神社献華協会
■出瓶者:
華道相阿彌流21世家元・横地画抱、以下門下生
    【靖国神社献花展(2025年冬) 相阿彌流 展示作品紹介】 2025年11月末から12月初週にかけ【靖国神社献花展(2025年冬) 相阿彌流 展示作品紹介】
2025年11月末から12月初週にかけて、
靖国神社(東京)に相阿彌流(相阿弥流;そうあみりゅう)より21世家元・横地画抱以下門下生の総勢17名が華道作品を奉納・展示いたしました。
靖国神社への献花は超流派の華道団体「靖國神社献華協會」によって行われてているもので、
御祭神奉慰のため御社頭に常時「いけばな」を奉献することを目的に、現在約50の流派・社中が交替で花を奉納し続けています。
今回は、奉納作品より湊珠光による赤芽柳の生花を紹介します。
■作家(Artist):
湊 珠光(Jukō MINATO)
▫️花態(Category & Form)
古典花 生花(Seika, Classical Style Ikebana)
■花材(Materials):
・赤芽柳(アカメヤナギ aka-me-yanagi / Salix chaenomeloides)
▶鑑賞の手引き
古典花の定番花材でもある赤芽柳(アカメヤナギ、正式にはマルバヤナギ)1種のみでいけられた、
これぞ華道の古典と言いたくなる美しい1作です。
生花(せいか/しょうか;江戸時代期に形成された、町人の家の小さな床の間にも合うよう設計されたいけばなの形態)というものは、
まず根元(水際)が1本に見えるよう整えることが基本となります。
そこから樹木が枝分かれしていくように役枝を曲げていくのが基本なのですが、
これが意外と難しいのです。
とりわけ、赤芽柳のようなほとんど枝だけで葉がないような花材となると、誤魔化しが利きません。
たとえば檜葉(ヒバ)のようにわさわさとした葉が枝を覆っている植物であれば、
元の1本筋から分岐する箇所を葉で隠すなどして、
多少は枝がズレて挿さっていても鑑賞する側にはわからないようにできます。
しかしながら、赤芽柳の場合ではそうもいきません。
少しでも本筋(水際から立ち上がり、1番高い枝までの1本道)からズレてしまうと、
そこだけ急に線が太くなって細長い線の美しさを損ねてしまいます。
もっと言えば、部分的に2本線になってしまって台無しに……なんてこともあるのです。
とにかく、1つの幹から整った調子で枝分かれしていくようにいけなければなりません。
緻密な調整を要する花材です。
そんなことを踏まえながら、
あらためて写真の作品をご覧になってみてください。
特に左側に大きく張り出す枝(相阿彌流では「用(ヨウ)」と呼びます)と、それに連れ立って本筋から左へ逸れてくる枝の一群など、いかがでしょうか。
用の分岐を始点に、まるでその次に生えてくる枝たちが用に寄り添おうとしているかのように、一定の間隔で用の枝と同じ逸れ方を見せています。
視線をさらに上へ向けていきますと、
やはり本筋(1番高い枝の線)と途中までは完全に同じカーブを描きながら、
あるポイントに達するとわずかに枝先の方向を変えるようないけられています。
赤芽柳は比較的入門したての頃に触れることも多い花材である反面、
ここまで端正な作品に仕上げるのが非常に難しい花材でもあります。
枝自体も撓めやすい(折れずに曲がりやすい)ので、
はじめのうちはついつい作為的になってしまい、花材が本来持っていた繊細で真っ直ぐに線の美を損なってしまうことも多いのです。
それもそれで面白く美しい作品になるのですが、
作為が勝りすぎたものは華道らしいとは言えません。
華道には、「出生(しゅっしょう)」と言って、それぞれの花材である植物が自然界で本来持つ姿や習性を重んじようという思想があります。
出生に向き合い、その魅力を純化させて作品としようとするのが華道の基底部にある精神です。
本作はまさしく、生花の造型法が純粋に発揮されるとと同時に、
真っ直ぐな線の美しさを持つ赤芽柳の性質をしっかり活かした作品と言えるでしょう。
—
《靖国神社献花展(2025年冬)相阿彌流展示概要》
■会期:
2025年11月29日~12月5日
■会場:
靖国神社 内苑 拝殿前献花席
■奉納:
靖国神社献華協会
■出瓶者:
華道相阿彌流21世家元・横地画抱、以下門下生
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